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開咬

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開咬を矯正した方がいい理由

奥歯や胃腸へ負担がかかる

あまり聞きなれない「開咬(かいこう)」は、出っ歯・受け口・乱杭歯などに比べ発生率が低いため、本人や親でも気付きにくい不正咬合。

噛み合わせた時に上下の前歯が接触せず2〜3mm開いているので、食べ物を上手に噛み切ることができず、咀嚼の効率が悪くなります。

また奥歯ばかりに負担をかけることになるので、歯を失ってしまうリスクも高まります。

口腔内のトラブルリスクが上がる

口が開きっぱなしになっているので口呼吸をしがちになり、口腔内の乾燥が菌の増殖につながります。その結果虫歯や歯周病・口臭に悩まされる方も。

また上下の歯の隙間から空気が漏れてしまうので、発音にも悪影響が出ます。とくにサ行・タ行など破裂音の発音が難しくなり、「しゅっ」という息が漏れたり舌ったらずな喋り方になってしまいます。

開咬になる理由

開咬になってしまう原因には、次のようなものがあります。

指しゃぶり

赤ちゃんや子どもの頃の指しゃぶりが長く続くことで、前歯が開いた歯並びになってしまいます。4歳以上になっても続けている場合は、クリニックに相談してみることがオススメ。

舌の癖

常に上下の歯の間に舌を挟んでしまう癖があると、歯列が乱れてしまう原因となります。また、食べ物を飲み込む際に舌を突き出して前歯を押してしまう癖も、症状を悪化させていきます。

口呼吸

アレルギー性鼻炎などにより口呼吸が日常化してしまっている場合、上記で挙げた舌の癖が出やすくなってしまいます。口が開いた状態では、リラックス時の舌の位置が下がってしまい、前歯を無意識に押してしまうようになります。

開咬に対応する矯正方法

開咬を改善させるための矯正治療には、次のような方法があります。

ブラケット矯正

開咬だけでなく、幅広い不正咬合を治療できる方法。歯の表面にブラケット装置を取り付け、ワイヤーで歯を引っ張り理想の位置に歯を動かします。裏側矯正にすると、より目立たなく矯正ができます。

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マウスピース矯正

比較的軽度の開咬は、マウスピースを用いた治療もできます。場合によっては部分矯正と組み合わせることで、短期間で綺麗に治すことができます。

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インプラント矯正

奥歯を顎の骨に押し込み、歯の位置を低くすることで前歯が噛み合うようにします。通常の矯正では難しかった奥歯の圧下も、顎の骨に埋めたチタン製のスクリューを固定源とすることで可能となります。

症状の重度によって、適切な矯正方法は変わる!

口内環境や発音に大きく影響する開咬は、あまりメジャーではない不正咬合です。様々な矯正治療を得意としているクリニックで、自分の症状にあったベストな治療法を提案してもらうようにしましょう。

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